もしかしたらあなたの会社もありえる? ある日突然お客様がホームページから来なくなった。
先日ご相談をいただいたお客様の事例です。
気が付いたら大手に完全に包囲されていた。
今まではホームページから新規の顧客が定期的に来ていて、
リアルでの紹介と併せて長く今のビジネスをやってきた。
しかし、去年あたりからホームページからまったく問い合わせが来なくなってしまった。
「何が原因で、今後どうしたら集客できるようになるか?」というご相談でした。
よくよく調べてみたら、同業種の大手のサイトがうまく情報発信をして、そちらにみんな見込み客を取られてしまったようで、相談者様のところにまったく問い合わせが来なくなってしまった。
こちらのご相談者様は ある業種の店舗デザイン設計・施工に特化している会社で、同時にその業種で起業する方へのコンサルティングも行っていました。
顧客を奪われてしまった大手の会社というのは、その業種の機器製造メーカーで、
今まではメーカーがソフト・サービス分野に進出していなかったので、どうにかやって来られていたのだが、
最近ハードだけでなく、ソフト・サービスに関連したコンテンツマーケティグを展開し、起業する人も含め、根元から全てを囲い込まれてしまった感じです。
コンテンツマーケティングとは? リフォームマーケティング 入門講座⑩
こちらで調査した結果
ネットでの検索キーワードはすべてそのメーカーが独占している感じでした。
ご相談者様のホームページは、今まで手を入れなくてもそこそこ問い合わせが来ていたので、ずっと放置状態になっていました。
社長様自身もホームページに関心が無く、
社員にすべて任せきり、
会社全体で
極端な言い方すれば
ホームページを作ればお客さんが来る(競合がいなかったのでたまたま来ていたのですが)と思っていたようでした。
昔であればそれも可能だったかもしれません。
逆に大手の方は
ホームページの重要性を認識してネットとリアルで戦略的なコンテンツマーケティングを展開してきました。
このまま放っておけば、完全にすべての入り口でシャットアウトされてしまう状態でした。
小さな会社が大手に勝つには
このご相談に対して、小さな会社が大手に勝つためのアドバイスをいくつかお伝えします。
・自社の強みを見つけ、差別化することが重要です。
競合他社と同じような商品・サービスを提供していては、顧客は選ばなくなります。自社の強みを見つけ、それを明確に打ち出し、顧客の課題やニーズに合わせた差別化されたサービスを提供することが必要です。例えば、ご相談者様の会社がコンサルティングも行っているとのことですので、その特色をアピールすることができます。
・顧客戦略を立てましょう。
大手企業と競合することは、非常に難しいです。よって、局地的に、個別的に顧客を獲得することに注力しましょう。地域限定の折り込み広告や、SNSを活用した広告展開、顧客満足度の高い顧客を口コミで増やすなど、少ない資源を集中的に使って、顧客獲得に注力しましょう。
・ホームページの改善を検討しましょう。
今回のケースでは、ホームページの更新がされておらず、大手企業に押されてしまっていることが分かりました。ホームページは、顧客にとっての最初の入口であり、顧客の信頼感を高めるためにも重要です。ホームページを改善し、大手企業と差別化された情報発信を行うことで、顧客を引き込むことができます。
・大手企業と提携することを検討することもあります。
大手企業と提携することで、大手企業の広告・宣伝に乗り、集客を増やすことができます。ただし、提携には慎重になり、提携先が自社に合っているかどうか、利益配分や条件などもしっかり確認する必要があります。
まとめ
怖い話ですが、ありえるは話です。
苦手な分野は避けて通ったり、無関心になりがちですが、
ビジネスでは常に競合他社の動向を把握したり、差別化を図ることが大切ですね。
リフォーム会社は差別化戦略が重要! あなたの会社の売りはなんですか?