リフォーム業の集客事例 ホームページとチラシの連携で集客効果を上げる!
リフォーム会社にとって集客は店舗や企業の経営において最も大切な要素の一つと考えられていますが、実際はどのように取り組んだらいいのかわからず、頭を抱えている経営者の方も多いと思います。
ここではホームページとチラシの連携で集客に成功したリフォーム会社の事例を元に「どのように実践すれば効率的で効果的な集客が可能か」について書いています。
参考にしていただければと思います。
チラシを使ったホームページへの誘導手法
リフォーム業や工務店などの地域密着型のビジネスでの集客方法は、ホームページからの集客の他、チラシのポスティングや、DMを発送するなど、地道な営業活動が欠かせません。
商圏内へのチラシのポスティングは見込み客(お客様)に対してピンポイントでの自社の商品やサービスを知ってもらうのに有効です。
チラシで興味を持ってもらい、ホームページに誘導し、そこでユーザーの必要とする情報を提供したり、より強い興味付けを行ない、問い合わせや資料請求・展示会に結び付けます。
こういったアナログの営業活動にタイムリーな情報の発信の出来るホームページを上手く活用できれば情報の訴求力は大きくアップしますので、効率的で効果的な集客展開が可能になります。
※現在 コロナ禍の影響で展示会やイベントは行っておらず、個別リフォーム相談会・オンライン相談会等で対応しています。
ホームページとチラシを効果的に使って成果を出しているリフォーム会社の事例を紹介
チラシを見てホームページを閲覧するユーザーは、高い確率で「見込み客」となります。
ここで重要なのは、見込み客が商品の購入やサービスを受ける為には、他社とどう違い、自分にどういうメリットがあるかを具体的にわかり易くホームページで伝え、次に「どう行動をすれば良いのか?」の行動を促すことです。
この時、他社と違う強みや売りはユーザーのメリットで無ければなりません。
- 無料相談会に来てもらうのか?
- メルマガ登録してもらうのか?
- 資料請求してもらうのか?
ホームページの役割は、見込み客のリード獲得です。自社の商品・サービスに興味を持ってもらった人に個人情報を残してもらい、見込み客との関係を構築する事です。
お客様には、いますぐ購入してくれそうな「いますぐ客」と、将来購入してくれそうな「そのうち客」がいますが、リフォーム等の高額商品は、「いますぐ客」だけを狙わないで、「そのうち客」へのアプローチも視野に入れた集客を考える事です。
関連記事: 今すぐ客とそのうち客とは? リフォームマーケティング入門講座②
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「いますぐ客」だけを狙わない理由は、
リフォームは高額な買い物の為、お客様はすぐに判断しません。時間をかけて調査し、何社か見積書を集めて比較しようとします。
何処の会社の工事費用が安いか? 何処の会社が信用できるか? 何処が自分に合っているか?など。。
したがって、今すぐ客を集めようとした場合、
①競合が多い
②価格競争になる
③利益が低い
④短期集中
⑤経費がかかる など
また、最近はアマゾンがリフォームに進出したように
異業種からの参入も多いのもリフォーム業界の特徴です。
参考記事:異業種参入相次ぐ!今後 リフォーム会社はどう生き残る?
異業種参入相次ぐ!今後 リフォーム会社はどう生き残る?
このような状況下で、戦略も無く「いますぐ客」を狙おうとすれば、集客は難しいでしょう。
ライバルがいない「そのうち客」を集め、顧客化していく方が、長期的に安定した売上げを上げて行くことができます。
効果的なポスティングを行う
商圏内への定期的なポスティングは、 商圏内であってもポスティングをする町名や物件などを可能な限りしぼりましょう。条件指定をすることにより反響率(反応率)が上がります。
GIS(地理情報システム)を使うと、顧客の属性に合わせ配布エリアを絞込み、効率的にターゲットにアプローチが可能になります。取り出せるデータとしては、人口、男女別、年齢層別、世帯数・世帯構成、建物構造、持ち家、借家、事業所数、年収別 等。
今までのポスティングは、ある地点を中心に半径○○kmに配布する。あるいは、無作為に○○万枚を配布する。予算の中で○○市、○○区に配布する等が一般的でしたが、
GISシステムは根拠に基づき、ターゲットの占有率の高いエリアを抽出して、配布することができるため、無駄のない配布が可能になるので、配布効果がより高くなります。
チラシに関しては、いかにお客様にいかに読んでもらえるかを考える必要があります。
チラシの反響率を上げて成功した事例はこちらをご覧ください。参考になると思います。
外壁塗装業の方必見! チラシ集客に失敗しない為には
お客様の気持ちを知るためにアンケートを使う方法も有効です。
お客様にいかに読んでもらえるかを考えるにあたり、既存のお客様にアンケートをとる事をオススメします。
お客様の気持ち(悩み・不安・要求など)を知らず、「○○は売れるだろう」「○○は売れないに違いない」という思い込みを防ぐためです。
アンケート結果で得られた内容をホームページやチラシに反映するだけで、何倍もの効果がでます。
アンケート結果から分析し、以下の要素が含まれることが重要です。
・お客様の悩みや不安に対応する具体的なリフォームプランやサービスを紹介する。
・お客様の要求に応える施工例や成功事例を掲載し、信頼性をアピールする。
・わかりやすい料金プランや割引キャンペーンを提示し、お客様の興味を引く。
・お客様が直接連絡できる電話番号やメールアドレスを明記し、問い合わせを促す。
・地域密着型のサービスや、オリジナルの特典をアピールすることで差別化を図る。
これらの要素をチラシに盛り込むことで、ホームページと連携し、効果的な集客が期待できます。
効果的なチラシ作成方法
ターゲットコピー
ターゲットとなるお客さまへの呼びかけの文章です。 単純に「リフォームをお考えのお客様へ」とするよりも「お風呂など水まわりを中心としたリフォームでお考えのお客様へ」などターゲットとしているお客様に分かりやすく伝える方が効果的です。
キャッチコピー
お客様の興味をそそる文章がはいります
- 賢いチョイス!今探していたのはこのリフォーム
- 「家」がもっともっと楽しくなる水廻りリフォーム
など
ボディコピー
ボディーコピーは、商品・サービスの説明文のこと。 いかにわかりやすく簡潔に商品の良さを伝えることが重要です。 裏付けとなる証拠 施工事例(ビフォー&アフター)、販売実績などもお客様に対して有効なアピール手法です。
行動を起こさせる言葉
決断をうながす言葉を使ってお客様に購入を促す。 「今すぐ資料請求を」「今の暮らしをグッと良くするリフォームフェア開催中 お待ちしています!」など。
関連記事:建築・リフォーム・塗装業の方必見! チラシで反響を得る方法。
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リフォームユーザーはスマフォ対応は必須!
リフォーム業のようなBtoCビジネスでは大半のユーザーはスマフォを見て、行動を起こします。
したがって、スマフォ対応していない場合は、大半のお客様を逃がすことになります。
お問い合わせ先はもちろん、ホームページアドレスの他にQRコードも必須です。 QRコードはわざわざアドレスを打ち込まなくても、直接ホームページに飛べるので、現在のチラシやDMには必須と言えます。 またQRコードはスマホでの閲覧が主ですので、スマホに対応したホームページも必須要素になります。
もっとお問い合わせを多くしたい場合は、QRコードで表示させるページを、ランディングページの様な作りにして、1ページでお客様が知りたい内容を網羅したページにする事で、より高い確率でお問い合わせに結び付けます。
Googleマイビジネスを登録しておこう
Googleマイビジネスとは、検索エンジン大手のgoogleが提供する無料サービスの1つで、
自社の店舗の情報を登録でき、かつGoogle検索やグーグルマップでその情報を表示させることができます。
つまり、Googleマイビジネスに登録すればGoogle検索やGoogleマップのユーザーに自社の店舗をアピールすることができます。これは、認知度向上や集客アップを目指すうえで大きな働きが期待できます。
チラシを見たお客様はそのリフォーム業者が信用できるかどうか、ます知らべます。
会社名で探したり、住所で探したりと。。
その時、会社名がグーグルマップなどで表示されると、その業者は信頼できると言えるでしょう。
逆に言うとGoogleで検索してその場所が空き地だったり、会社名がマップ上で存在しなかったりすると警戒される可能性があります。
チラシの住所をチェックすることは、そのリフォーム業者が信頼に足る業者かそうでないかを確かめるうえでとても重要になってきます。
特にリフォーム業のような店舗型のビジネスの場合はグーグルマップ上の会社が表示されるようにGoogleマイビジネスを必ず登録するようにしてください。
Googleマイビジネスについてはこちらをご覧ください。
Googleマイビジネスはリフォーム業のような地域密着型ビジネスには断然有利!
成功事例 問い合わせが、1件/月から17件/月へ!
最後に弊社のお客様で、ネットとリアルのコンテンツマーケティングで成功したさくらリフォーム様の事例をご紹介します。
地域密着型のリフォーム会社でしたので、地域(世田谷)で一番になるための戦略立案!
サイトをリニューアルし、2016年4月にリニューアルオープンしました。
さくらリフォーム株式会社 https://sakura-reform.com/
リニューアルオープン当初から、問い合わせが徐々に増えていき、
11月には17件のお問合せ獲得、お問い合わせ件数を大きく伸ばすことに成功しました。
その大きな要因はネットとリアルのコンテンツマーケティングを戦略的に実施してきたからです。
ネットとリアルで「今すぐ客と」「そのうち客」の両方にアプローチ!
リアルでは定期的な近隣へのチラシの配布 DIY教室やカルトナージュ教室の開催
ネットではSNS(FacebookやInstagram)、Youtube動画、さくら知恵袋(ブログ)を展開し、
ネットとリアルでも、今すぐ顧客とそのうち顧客を取り込む施策を実施しました。
①ブログを定期的に更新する事により、ビッグキーワードの上位表示を達成!
世田谷区 リフォーム 1位
リフォーム 世田谷 2位
世田谷 リフォーム 2位
※キーワードは変動します。(当時)
地域キーワードで上位を獲得する事で 信用できる会社としてユーザーからの信頼も得ています。
②コンテンツの蓄積により、ロングテールSEOでアクセス数も増大!
月 1件だったお問合せが、半年で17件/月に!
マイナビのWeb専門誌 WD(Web Designing) 弊社のお客様の事例が紹介されました!
まとめ
いかがでしたか?
ホームページとチラシ連動型の集客は、チラシ制作時点から、どのようにお客様をお問い合わせまで誘導するかを考えて、その流れをホームページ上に整えるようにする事が、最も重要です。
この流れが悪いとせっかくのチラシが無駄になってしまいます。 とにかく、チラシとホームページの連動はこれからの集客には欠かせません。リフォーム業のみならず業種を問わずに行える集客方法ですので、集客ストーリーをよく考えて、実践してみてください。
追記
現在、新型コロナウイルスの影響で生活者が不要不急の外出を自粛。外部との接触を制限している為、家庭内メディアの接触機会が増えています。
その結果、PC,スマフォ共インターネットでの閲覧が大幅に増加している状況からどの会社もネット集客の比率が大きくなりました。
チラシに関してはエリア・枚数・投稿頻度を縮小して配布しています。
ネット集客とチラシの割合ですが、
コロナ前
ネット集客 : チラシ等紙媒体 = 6:4
↓
コロナ後
ネット集客 : チラシ等紙媒体 = 8:2
あるいは
チラシ自体を止める会社もあります。
(弊社お客様の例です)
ネット集客を検討している方はこちらが参考になりますのでご覧ください。
リフォーム会社の集客方法3選!これからのリフォーム会社が取り組むべき集客方法とは