ブログネタに困っても、工務店・リフォーム会社が書いてはいけないこと
本稿では「工務店やリフォーム会社が書いてはいけないブログネタ5選」をご紹介します。ご想像のとおり、会社の公式ブログはなにを書いてもいいわけではありません。なにを書いたらNGなのか、整理してみましょう。
もはや、ホームページは欠かすことができない集客ツールです。ホームページを盛り上げ、集客につなげたいところですよね。ですが、NG記事を書いてしまうと、集客力がゼロになるばかりか法規的に損害賠償に発展するケースもあるのです。
本稿では、ブログネタの探し方もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
工務店・リフォーム会社が書いてはいけないブログネタ
さっそく、ブログに書いてはいけないネタを5つご紹介します。すべて「なるべく書かない」ではなく「絶対に書かない」ように気をつけてください。
読者が「知りたい」と思っていないこと
読者が興味を持てないことは、書いてはいけません。なぜなら、そんな記事を書いても最後まで読んでもらえないからです。
読まれない記事は、検索エンジンから低評価を受けます。低評価の記事が多いと、ホームページそのものの評価が低くなります。これは、絶対に避けねばなりません。
予防策は、ブログを書くときに必ず読者を想定することです。ターゲットとなる「顧客」を想像してみましょう。お施主様の中で「顧客として理想的な方」がいたら、その方に語りかけるつもりで書くとよいです。
工務店やリフォーム会社のブログでは、こんな記事が好まれます。
- 顧客がかかえている悩みや疑問を解決に導くプロの意見
- 従業員の人となりがわかる記事
「従業員の人となりがわかる記事」とは、どんな記事でしょうか?
ときどき、お昼ご飯の写真をあげているブログを見かけます。顧客は、あなたのランチが知りたいわけではありません。仕事ぶりや考え方から、人間性を知りたいのです。
どうしてもランチの内容を伝えたいのなら、あなたの人間性がわかるコメントを付加しましょう。店主のこんな気配りに感動したとか、味付けの工夫が感じられたとか、探せばいろいろあります。
お施主様の個人情報にかかわるネタ
当然ですが、お施主様のプライベートに関することをブログに載せてはいけません。物件の住所が特定できる情報や間取りがわかる情報も、防犯上載せないほうがよいでしょう。
こういう配慮ができているかどうかは、必ずお客様に伝わります。会社の都合を優先して、ホームページのアクセス増加ばかり考えていると、言動の端々にそれが現われお客様は離れていきます。
貴社のブログにお施主様の個人的な情報を載せると、それを見た読者は以下のように心配するでしょう。
- コンプライアンス、大丈夫なの?
- 個人情報保護、できているの?
- 自分の情報も載せられるのでは?
こんなふうに思われたら、もはや問い合わせが来ることは期待できません。
他社の批判
ご想像のとおり、他社の批判も書かないほうがよいでしょう。他人の短所ばかり言う人は、他人の長所ばかり言う人より、好感度が半分になるという実験結果があるそうです。「人を呪わば穴二つ」とは、このことですね。
就活生へのアンケートでも、面接先の人事から聞きたくない言葉として「ライバル会社の批判」があがっています。他社批判をする会社は、信用されません。
他社のコンテンツの無断転載
他社のホームページに書いてある文章を許諾なしに無断利用すると、著作権侵害になります。検索エンジンからペナルティを受けてアクセス数がゼロになるだけでなく、損害賠償に発展することもあります。
なお、著作物が自由に使える場合もあります。詳しくは著作権法の30条から47条を確認していただくとよいでしょう。
参考:著作権法
転載がダメなら、少し記述内容を変えて掲載すればOKなのでしょうか?
もちろん、それもNGです。著作者に無断で記事の内容を改変すると、著作者人格権(同一性保持権)侵害になります。
これらの権利を侵害すると「侵害行為の差止、損害賠償、不当利得の返還、名誉回復などの措置」を請求されますので、無断転載は絶対にやらないでください。
悪質な引用
転載はNGですが、引用は認められています。ただし、引用には以下の厳格なルールがあるので気をつけましょう。
- 引用元が明示されていること
- 引用部分に修正を加えないこと
- 自分の記事と引用部分とが明確に区別されていること
- 内容や分量的に自分の著作物が主で、引用する著作物が従であること
- 引用する必然性があること
インターネットでないがしろにされがちなのが「引用する必然性」です。オリジナルで作ればいい文章や図解を「ラクしたい」とか「記事の見栄えを良くしたい」といった理由で引用するのはNGです。
ブログ記事のネタに困ったら、どうやって探し集めればいいのか
さて、いったいどうすれば、良質な記事ネタが手に入るのでしょうか。最後に、ネタ出しの方法をご紹介しましょう。
工務店やリフォーム会社の記事ネタを探すなら、以下の方法が有効です。
- お客様からよくいただく質問を参考にする
- お悩み掲示板から探す
- 関連キーワードや月間検索回数を目安に探す
貴社では、たくさんのお客様から同じ質問をいただいていませんか?それこそ「貴社の顧客がかかえる課題や悩み」であり、格好のブログネタです。その「課題や悩み」の解決方法を、プロの立場で書いてみましょう。
お悩み掲示板(YAHOO!知恵袋、教えて!goo、発言小町など)も「課題や悩み」が転がっています。「注文住宅」や「リフォーム」など、提供しているサービス名で検索して、世間の方々がかかえる悩みを集めてみましょう。
「検索される回数が多いキーワード=たくさんの人が知りたいこと」です。以下のサイトで検索回数の調査ができるので、お悩み掲示板と同様に、提供しているサービス関連のキーワードで検索してみてください。
参考:ruri-co
参考:Ubersuggest
なお、ブログのネタ探しについては以下の記事でも解説しています。詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。
》工務店公式ブログのネタを探す3つの方法 – ブログに書くべきネタとは?
【まとめ】ブログネタがなくても書いてはいけないこと
「工務店やリフォーム会社が、ブログのネタにしてはいけないこと」を5つご紹介しました。中には集客力がゼロになるだけでなく、損害賠償に発展するものもありますので、ご注意ください。
ブログネタは、うまく探せば書き切れないほど出てきます。ネタ切れを起こすのは、探し方を知らないからです。
ぜひ、ブログネタの探し方を覚えて、貴社の「ホームページ集客」にお役立てください。顧客にとって役立つ記事を書き続ければ、きっと頼れる集客チャネルになるでしょう。
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ブログネタに困っても、工務店・リフォーム会社が書いてはいけないことについて、リフォーム会社の経営者や担当者向けに、ブログを書く上で注意するべきポイントについて紹介してきました。
これからブログを書くという方やブログは書いたものの思うようにアクセスが集まらないという方は、ぜひ一度弊社にご依頼ください。
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