介護リフォームで顧客の掘り起こしに成功した、リフォーム業者の事例
最近のリフォームは「省エネ」や「お掃除がらくなキッチン」などと言った、内容の集客が多く、その為にどうしてもメインのターゲットが比較的年齢層の若い人達になっています。
しかし、そうした人達は、「リフォームは家が古くなったり、使い勝手が悪くなった時に行う」モノと考えているので、チラシやWEBでの反応は、今一つです。
今回は、介護の為のリフォームで顧客に掘り起こしに成功した、工務店の事例です。
これからの建築業は介護リフォームがキーワード。
今回の工務店さんも、省エネや掃除が楽なトイレなどでホームページやチラシを使って集客してきました。しかし反応はいまひとつ。
色々トライ＆エラーで頑張ったそうですが、上手くゆかない。
- 最近増えている仕事内容をお聴きすると、内装の手すり取り付け。
- その他には、室内ドアのバリアフリー。（床面フラット化）
- 洗浄便座への交換。
など。
シニア層のリフォーム。しかも介護に関するリフォームが増えているそうです。
これからの時代を考えれば、介護リフォームは確かに需要がありそうです。
そこで、さっそく介護関係のリフォームを促すチラシをポスティングしてもらいました。
一応ホームページの方も、介護リフォームのページを用意して、ポスティングの結果待ちです。
結果は、チラシからの問い合わせが数件で、ホームページからの問い合わせは無し。
アクセス解析でも、ページへのアクセスはそれほど多くないので、ホームページからの集客はこの時点では止めとしました。
次に、顧客の中から介護リフォームが必要だと思われるお客様へ、社長さんが直接お伺いして、お話しを聞くと意外な反応が。
お客様から「手すりの取り付けなんか、やってもらえないかもと思っていた」との事。
こう言った小規模改装を何処に頼んでいいのか、解らなかったそうです。
そのお客様からの情報で、近所の方々を紹介して頂き、お話しをお伺いすると皆さん同じ様な悩みを持っていたそうで、その場でいくつかの案件のご相談を貰ったそうです。
その時に社長さんは思ったそうです。家が健康でないと、住んでいる人も健康で無くなる。
家の補修をしたいけど、何処に頼めばいいのか解らない人が多くいると言う事です。
快適でない家に住んでいると、不安があり寛げないそうで、特に【家】に関る事は、誰に聞いたら良いか解らない。不安な日々を過ごす事で、今度は自分の身体に変調をきたしてしまうそうです。
手すりや、ドア・そして浴室などを介護用にリフォームされたお客様は、リフォーム前と後で別人のようになられた方が多いそうです。
それ以降この工務店では、介護リフォームを中心とした集客を行っています。
特に、介護リフォームに関する説明会を地区集会所などで、定期的に行っています。
またお客様からのご紹介も多く、こちらからの集客も馬鹿に出来ないそうです。
集客ヒントは現場にあります。
今回のお話は、社長さん自らがお客様に対して積極的に働きかけた結果生まれた、集客です。
事務所の中でけでは、絶対に生まれなかった方法です。
どんな仕事でもそうですが、お客様の不安や不満を取り除く事が集客のヒントです。
この工務店は、集客のヒントをつかみ取り、上手い形で集客に結びつけました。
また、古い顧客と定期的に連絡を取り合い、家の状態をある程度把握していたので、リフォームの必要が有るのか無いのか、と言った判断が出来た事が大きな要因でもあります。
いずれにしても、やはり現場には何かあります。
そうしたヒントを集める事が出来るか否かは、また別のお話ではありますが。
今回はかなり特殊な集客事例ですが、他の業種でも似たような事はあります。
それ気付くかどうかは、貴方次第です。
御社にあった集客スタイルが必ずあるはずです。
私達はその集客方法を見つけ出して、適切なアドバイスをしたいと思っております。
ご相談は無料ですので、現状の問題をご相談ください。
一緒に問題を解決しましょう。
