リフォーム業界の人気ブログを目指すためには、どうすればよいのか?
リフォーム業のホームページにおいて、ブログは単なる集客コンテンツではなくSEO対策上重要な役割を持っています。ですがただ単にその日の作業を記録したブログでは意味はありません。
ホームページはそれぞれのページ(コンテンツ)が個別の役割を持っています。それらの役割を正しく理解しないと無駄な情報を量産するだけで時間の無駄です。
今回はリフォーム業のブログ、作業現場の記録をどのようにしてブログにすれば良いのかというお話をしたいと思います。いくつかの考え方のポイントを理解することで、ブログを書く手間や時間を効率化することができるようになります。
ブログ制作の作業は何を書くか?という問題が常に付きまといますが、この記事を読めばそうした悩みから解放されるかもしれません。
現場ブログの役割と意味。(コンセプト)
まずは現場ブログの持つ役割と意味についてですが、一般的にブログはコンテンツを増やしSEOの強化をする意味合いで利用しますが、ただブログを増やしても本当の意味でSEOの強化にはつながりません。(ある程度のページ数があれば、それなりに効果はありますが、ページ数が少ないとあまり意味はありません)
ではどうすればよいのでしょうか?まずは明確なコンセプトを決めることです。コンセプトに沿わない内容の投稿をしない事が重要になります。
業界を問わず人気ブログの多くは特定の情報に特化したものが多く、特定の情報以外の投稿はあまり多くありません。特定の情報に特化することで、SEOに対して強い効果を持ちます。
ではリフォーム業者のブログは何をコンセプトにすればよいのでしょうか?
最も簡単でユーザー(読者)に伝えやすいコンセプトは何でしょうか?色々あると思いますが、ブログを書く時に苦労してしまうようなコンセプトでは大変だと思います。ここはプロとして読者に伝えやすい項目を考えると、やはり「技術力」ではないでしょうか。技術力であれば、競合他社との差別化もしやすく投稿すべき内容も数多くあるはずです。でも、技術力といっても、何をどうすればよいのかわからないと思いますので、順を追って説明してゆきます。
だれに読んで欲しいのか?(ターゲットユーザー)
ブログを書く場合に重要な要素がもう一つあります。それは、だれに読んで欲しいのかと言うことです。
このだれに読んで欲しいのかということは非常に重要です。例えば手紙を書く時にはその手紙を読む相手がいるので、相手に伝えたい内容を書きますよね。また仕事では報告書や会議資料などといった文章を書く時にも、書いた内容が相手に伝わるように、資料を作ると思います。つまり伝えるべき相手が明確であれば、その相手に伝わるように内容を考えることは当たり前ですよね。これはブログでも同じです。
読者(ターゲットユーザー)を明確にすることで、伝えたいことが見えてきます。逆に読者がわからなければ、何を伝えたいのかが決まらず文章にすら出来ないでしょう。ブログのネタで困る場合は、こうした読ませたいターゲットが決まっていないので、何を書いて良いのかわからない状態だと言えます。
では、リフォーム業者のブログは誰を読者にすれば良いのでしょうか。ブログのコンセプトを技術力としているのでリフォームに関する技術的な情報が欲しい人達がメインの読者になります。本来であれば、リフォームを検討している人達をターゲットとしたいと思うところですが、そうした人達の数はそれほど多くありません。ではリフォームに関する技術情報はどのような人が読むのでしょうか?
最近のDIYブームはご存知だと思います。芸能人自らDIYでキッチンや部屋の改装行うTV番組なども人気です。ホームセンターでは、プロが使う工具が手軽に購入できるので誰でも簡単にDIYを始める事が出来ます。しかし始める事は簡単ですが実際にやってみると様々な問題に直面します。
現在、書籍やSNS・Youtubeなどの動画で様々な情報を得る事は出来ます。それらの情報を元に実際に自分でやってみるのですが、思った様に行かない事が多いはずです。原因の一つにそれらの情報(主にインターネットからの情報)の多くがプロでは無くアマチュアが配信した情報を元にしている為、重要な情報が抜けている為です。
ですので、こうした人達は常に新しい情報や、詳しく解説された書籍などを購入します。また更に一歩進めばカルチャーセンターや、リフォーム業者が主催するDIY教室などへ参加して、自らのスキルアップを考えます。
リフォーム業者のブログでターゲットとすべき人達は、こうしたDIYを楽しむ人達になります。
DIYをする人達を読者にしても会社の利益にはならないのでは?と思われるかもしれませんが、元々ブログなどのコンテンツは、時間を掛けて多くのファンを作る事が目的のメディアです。短期間で顧客を得ようと思うでのあれば、ホームページ単体ではかなり難しいでしょう。ですからホームページ単体での集客を考えるのであれば、時間を掛けて多くのファンを作る必要があります。ブログはそうしたファンを作る為のコンテンツなのです。
どんな内容を書けばいいのか?
ターゲットユーザーも決めたので、どのような内容をブログにすれば良いかにつていてお話します。
現場ブログと言っても、その日の作業を全て書いても意味がありません。DIYををやっている人達に対して、どう言った技術力を教えるか……?技術力の定義が広いので、もう少し内容を考えてみましょう。
DIYを実際にやっている人達が困っている事は、どんな事でしょうか? 例えば施工する前にやっておく事や、調べておくことなどと言った事は、インターネット上には情報としてはあまりありません。せっかく買ってきた材料が使えないなんて事もあるでしょう。またなんとか作ったけど、どうも綺麗に出来ないとか。他にも色々ありそうです。
実際に【DIY 失敗】のキーワードで検索すれば、多くの失敗事例が見つかります。こうした失敗を見るとそこにヒントがあります。失敗の原因の多くは、知識不足や経験不足と言った、ことが主な原因です。プロであれば当たり前と思っている事に大きな価値があります。
プロとしては当たり前という考えを改めてみる事が、ブログを書く為の重要な事でになります。
例えば、キッチン廻りのリフォーム一つを例にしても、準備段階から最終的な仕上げまで実際の作業には様々な手順があります。プロとして仕事をしていると当たり前にやっていることの一つ一つに意味があることを理解していますが、一般の人達はそれを単なる工程としか理解していません。この違いに価値があります。
現場ブログは一つの内容に絞って書く
こうして考えてみると、ブログの内容は非常に多くあることに気が付きませんか?日々の作業現場をこうした視点と考え方から見れば、一日の作業の中から複数のブログが作れそうです。ですが、基本的にブログに書く内容は一つに絞ることがポイントです。
内容が複数になってしまうと何を伝えたいのかがぼやけてしまうので、よほどのことがない限り一つのテーマに絞った方がよいでしょう。どうしても複数のテーマにしたい場合は、記事そのモノを複数に分けて書くようにしましょう。複数に分けることでSEOとしても強くなります。
分けたブログは相互にリンクを設定して、お互いの関連性を高めます。
基本的に一日で施工が終わる現場は少ないでしょうから、一日に一つのブログを書いて複数のブログを作るようにします。この複数のブログは最終的に施工事例とリンクさせることで、施工事例の補足ページとして扱います。こうすることで、施工事例ページに詳しい施工内容を記載する必要がなくなります。またブログページも施工事例とのリンクができるので、内部リンクの強化につながります。
リフォームブログの書き方は、ご理解できましたでしょうか。このような考え方をすればブログを書くということは、それほど難しくないと思えませんか。
大事なことは何を書くかではなく、
・誰に
・何を伝えたいか
ということです。
何を書くかは一番最後に決めることであって、最初に決めることではありません。ブログのネタに詰まる方の多くは、まず何を書くかと考えてしまうので、いきなりつまづいてしまうのです。特にブログを書き慣れていない方は、まずこの考え方を徹底してください。
またブログを書く時の注意点ですが、出来るだけ専門用語を使わない方がよいでしょう。どうしても専門用語を使うのであれば、解説用の補足情報を入れた方がよいでしょう。
最後にアドバイスをもう一つ。
ブログを書く時に近視眼的な考えに囚われないことです。ブログを書くだけがホームページ運営ではありません。先ほどから何回か言っていますが他のコンテンツとの連携も重要なことです。広い視野を持ってホームページを見ればブログと施工事例の連携以外にも他のコンテンツとの連携やコンテンツの持つ役割が見えてくるはずです。
関連記事:リフォーム業のホームページは、コンテンツの量産と各ページの関連性を考える事でSEOを強化する事が可能です。
今回の話は、リフォーム業者についてでしたが、基本的な考え方は他の業種でも同じです。この内容を元に、自分で書いたブログをもう一度見直してみてはどうでしょうか。書いたブログは誰に・何かを伝えられているでしょうか。客観的に読み直して、それができていなければ、何が悪かったのかを検証してみましょう。もし、どうしても原因がわからないようでしたら、下にある無料相談フォームからご連絡ください。ホームページを拝見させて頂いて、改善点をご提案させて頂きます。