工務店やリフォーム会社が、SEOで上位を狙うべき検索キーワードとは
この記事は、工務店やリフォーム会社の経営者やマネージャー、工事担当者など、様々なポジションの人々に役立つ情報を提供することを目的としています。
あなたは「SEOで、たくさんのキーワードを上位表示させたい!」とか「読者がいっぱい来てくれる検索ワードで、1位を取りたい!」と思っていませんか。
たしかに、たくさんのキーワードで検索エンジンに上位表示できたら、すてきですよね。しかし、やみくもに上位表示させても契約は増えません。ちゃんと、狙うべきキーワードで上位表示させる必要がるのです。
本稿では「工務店やリフォーム会社が検索上位を狙うべきキーワード」について解説します。「どんなテーマで記事を書けばいいの?」と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
工務店やリフォーム会社が狙うべきキーワード(検索ワード)とは
さっそく、単刀直入に「狙うべきキーワード」をご紹介しましょう。
指名検索ワード
工務店やリフォーム会社が狙うべきキーワードは「指名検索ワード」です。つまり、御社名やブランド名を含むキーワードですね。
指名検索ワードは、もっとも成約に結びつきやすいキーワードと言えるでしょう。たとえば、こんなキーワードが該当します。
- 「●ハウス」
- 「●工務店 評判」
- 「●リフォーム 口コミ」
「評判」や「口コミ」は、コーポレートサイトが狙いにくいキーワードです。しかし、無視できません。「お客さまの声」ページを充実させる等の施策で狙っていきましょう。
地名検索ワード
次に抑えておきたいのが「地名検索ワード」です。地名を含む検索ワードも成約に結びつきやすいので、SEO対策の重要なターゲットとお考えください。
たとえば、こんなキーワードが該当します。
- 「●市 注文住宅 資料請求」
- 「●市 平屋 施工事例」
- 「●市 中古マンション リノベーション」
コーポレートサイトは、この「地名検索ワード」を積極的に狙っていくといいでしょう。
比較検索ワード
複数の会社を比較する「比較検索ワード」も、成約に近いキーワードです。このキーワードで検索する方は、具体的に契約する会社を決める一歩手前まで来ています。
たとえば、こんなキーワードが該当します。
- 「工務店 ランキング」
- 「リフォーム会社 おすすめ」
比較検索ワードは、コーポレートサイトが狙いにくいワードです。SEO対策だけではなく、リスティング広告やMEO(Map Engine Optimization)対策など、別の施策も必要になるでしょう。
工務店やリフォーム会社が知っておくべき「キーワードの分類」
キーワードは、検索者の検索意図(検索インテント)によって4つに分類されます。上位を狙いたいキーワードがどの検索意図に属するのか知っておくと、記事を作成する際に役立ちます。
その4つの検索意図を、順番にご紹介しましょう。
Doクエリ(したい)
何かを「したい」という検索意図を含むキーワードを「Doクエリ」あるいは「取引型クエリ」と言います。「クエリ」とは、検索ワード(検索者が検索エンジンに入力する語句や文章)のことです。
Doクエリで検索する人は、特定の行動を起こそうとしている状態です。たとえば、こんなキーワードがDoクエリに該当します。
- 「注文住宅 資料請求」
- 「外壁塗装 一括見積もり」
- 「住宅ローン 借り換え」
Doクエリは、資料請求やお問い合わせなどの成果に結びつきやすいキーワードです。ですから、競合が多くなる傾向があり、SEOで上位表示を狙うのはかなり厳しいとお考えください。
検索結果の上部にたくさんのリスティング広告が出ていることからも分かるとおり、おそらく広告を出稿するほうが手っ取り早いでしょう。
Buyクエリ(買いたい)
何かを「買いたい」という検索意図を含むキーワードを「Buyクエリ」と言います。Buyクエリは、Doクエリの一種です。
Buyクエリで検索する人は、何かを購入しようとしている状態です。ですから、Buyクエリは成果(コンバージョン)に直結するキーワードと言えます。
Buyクエリは具体的な商品やサービスを表わすキーワード多く、新築やリフォーム関連では少ない印象です。たとえば、こんなキーワードがBuyクエリに該当します。
- 「ルンバ」
- 「キッチン収納」
- 「ダイニングテーブル セット」
Buyクエリも、Doクエリと同様にSEOで検索上位を取るのが難しく、リスティング広告に頼るほうが手っ取り早いでしょう。ただし、自社の商品名やサービス名は、自然検索欄(オーガニック検索欄)で上位を取っておくべきです。
Goクエリ(行きたい)
どこかに「行きたい」という検索意図を含むキーワードを「Goクエリ」あるいは「案内型クエリ」と言います。
Goクエリは、物理的な場所だけでなく、特定のサイトに行きたいときにも使われます。たとえば、こんなキーワードがGoクエリに該当します。
- 社名やブランド名
- 「YouTube」
- 「Twitter ログイン」
自社の社名やブランド名は、特別な対策を実施しなくても、検索結果の上位を取れているはずです。1ページ目に表示されてない場合は、早急に原因究明と対策が必要です。
Knowクエリ(知りたい)
何かを「知りたい」「解決したい」という検索意図を含むキーワードを「Knowクエリ」あるいは「情報収集型クエリ」と言います。
Knowクエリは多種多様なものがあり、日常的に検索されているキーワードの8~9割はKnowクエリと言われています。たとえば、こんなキーワードがKnowクエリに該当します。
- 「ランドリールームとは」
- 「ホームインスペクションとは」
- 「住宅ローン 変動金利 デメリット」
Knowクエリで検索する方は情報収集しているだけですので、すぐに具体的な成果に繋がることは考えにくいでしょう。ですから、売上の観点から見ると「おいしくないキーワード」です。
しかし、グロスで考えると、Knowクエリはかなりのボリュームがあります。アクセス数増加や潜在顧客との接触回数増加の観点で見ると、とても重要なキーワードです。
潜在顧客がいざ行動を開始したとき「まったく知らない会社」より「ネットで何度も見かけた会社」のほうが信頼されるでしょう。ですから、Knowクエリはブランディングに有用で、間接的に成約に貢献するのです。
SEOで検索流入を増やしたいときに狙うべきキーワード
さて、成約に近いキーワードは競合が多く、なかなか検索結果の上位を取るのが困難です。グロスの検索流入を増やし、サイト自体を強化してから上位取得に挑む必要があるでしょう。
検索流入を増やしたいときは「Knowクエリ」が有用です。では、どんなKnowクエリで検索上位を取ればいいのでしょうか。
いくつか、狙うべきキーワードをご紹介しましょう。
工事請負契約前のお客さまが検索しそうなキーワード
どんなにたくさん検索流入があったとしても、契約に結びつかなければ意味がありません。つまり、新築やリフォームに興味がない人や、すでに他者と契約済みの人を集めても、御社の受注は増えないということです。
ですから「工事請負契約前の人が検索しそうなキーワード」で集客する必要があります。よいキーワードの例と、微妙なキーワードの例をあげてみましょう。
- よいキーワード:「工務店の選び方」「リフォーム 諸経費とは」
- 微妙なキーワード:「壁紙の選び方」「リフォーム 確定申告」
上述の「微妙なキーワード」で検索する方は、契約が終わっているかもしれません。検索上位を狙っていく優先順位は、低いでしょう。
自社の「強み」に関するキーワード
御社と契約してくださるお客さまは、御社の強みを「気に入った!」と思ってくださった方です。ホームページやブログでは、その方たちが知りたいことや解決したい悩みに答えて差し上げる必要があります。
御社のサイトで何度も悩みが解決されると、信頼やブランドが生まれます。「~~のことなら、●●工務店のサイトに行けば分かる」と思ってもらえるように「~~ (御社の強み)」に関する記事をたくさん書きましょう。
強みに関するKnowクエリの例をご紹介します。
- 間取りが得意:「平屋 間取り」「二世帯住宅 間取り」
- 輸入住宅が得意:「輸入住宅とは」「輸入住宅 中古 デメリット」
- 高気密高断熱が得意:「高気密高断熱 デメリット」「外張り断熱とは」
御社の強みの見つけ方は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ご興味がある方は、あわせてご覧ください。
自社の「強み」に関連するキーワード
記事を作成する際は、強みに関連するキーワードから集中的に投稿するとよいでしょう。その分野の専門性が高いと、検索エンジンに高評価されやすくなります。
たとえば、水回りのリフォームが得意なリフォーム会社なら、こんなキーワード群で記事を作成するといいでしょう。
- 「水回り リフォーム 相場」
- 「キッチン リフォーム 相場」
- 「お風呂 リフォーム 相場」
- 「トイレ リフォーム 相場」
- 「洗面台 リフォーム 相場」
反対に、脈絡なく投稿すると専門性が上がりにくいので、なかなか検索エンジンに高評価されません。たとえば、こんなキーワード群で投稿してしまうと、検索順位が思うように上がってくれません。
- 「注文住宅とは」
- 「リノベーションとは」
- 「住宅ローンとは」
- 「空気清浄機の選び方」
- 「不動産 相続対策」
あなたは、バラバラのテーマで投稿を繰り返していませんか?ぜひ、テーマをそろえて集中投稿してみてください。
【まとめ】工務店やリフォーム会社が検索結果の上位を狙うべきキーワードとは
記事などのコンテンツを作成するときは、どんなキーワードで検索結果の上位を狙うのか、決めておく必要があります。しかし、どんなキーワードでもよいわけではありません。
上位を狙うキーワードは「成約に結びつきやすいもの」である必要があります。一方、そのようなキーワードは競合が多く、検索上位に上げるにはサイト自体のパワーも要るでしょう。そして、サイト自体のパワーを上げるには、Knowクエリを中心とするたくさんの検索流入が必要です。
御社のホームページやブログも、ぜひ戦略的にキーワードを選んで、コンテンツを投稿してみてください。やみくもに投稿するより、早く結果が出るでしょう。
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