外壁塗装業界におすすめのSEO対策と、併用したい集客方法とは
外壁塗装業を営む経営者さま。こんなお悩みはないでしょうか。
- 「自社のホームページが検索結果で上位表示されず、集客に苦戦している」
- 「競合他社に差を付けたいが、どのようなSEO対策をすればよいか分からない」
- 「SEO対策に注力したいけど、あまり時間やコストをかけられない」
その悩みは、適切なSEO対策と集客方法を活用することで解消できます。基本的なSEO対策をふまえながら、競合が注力しきれていないポイントを狙うことで、効果的にアクセス数を増やせますよ。
本稿では、外壁塗装業界におすすめのSEO対策と、併用したい集客方法について詳しく紹介します。あなたもこれらの手法を活用して、アクセス数をアップさせませんか?集客増や契約増に結びつきますよ。
外壁塗装業者向けのSEO対策とは
さっそく、外壁塗装業者向けのSEO対策について解説していきましょう。
SEO対策の基本を押さえよう
何ごとも「基本」が肝心です。基本を知らずに我流でやっても、よい結果を出せません。たとえビギナーズラックで集客できたとしても、長く続かないでしょう。
まずは、Googleのガイドラインを熟読してみましょう。その中でもスグに取り組んでいただきたいものを抜粋して、以下にご紹介します。
タイトルタグの最適化
コンテンツ(記事)に付けるタイトルは、非常に重要です。各コンテンツに、固有かつ内容を端的に表わすタイトルを付けましょう。
タイトルは、読みやすく、コンテンツの主題が効果的に伝わるものにしましょう。タイトルが長すぎる、または主題との関連性が低い場合は、検索結果に意図したタイトルが表示されません。
タイトルには、キーワード(読者が検索するワード)を含めましょう。キーワードは、そのコンテンツで扱うテーマとお考えください。
テーマは、ターゲット読者(見込顧客)にとって関心度が高いものを選びましょう。
メタディスクリプションタグの最適化
メタディスクリプションタグは、Google等の検索エンジンにコンテンツの要約を伝えるためにあります。文字数の上限や下限はありませんが、1~2 文程度の短い文章を記載するのが一般的です。
メタディスクリプションタグに記載した文章は、検索結果でタイトルの下に表示される可能性があります (本文内の文章の一部が使用される場合もある)。
ですから、そのコンテンツが読者にとって有益かどうかを判断できるような情報を含めましょう。
見出しタグの最適化
タイトルだけでなく、見出しも重要です。適切な見出しを使用して、章や節で扱うトピックが直感的に分かるようにしましょう。読者が、読みたいトピックを見つけやすくなります。
トピックは、テーマと関連性が高いものを過不足なく網羅しましょう。少なすぎると、読者は情報不足を補うために別のサイトを見に行ってしまいます。多すぎると、読者が求めていない情報が混じってしまい、ユーザー体験を損ねてしまいます。
読者がコンテンツを読んでいるときの心情の変化を推測して、トピックを並べることも重要です (詳しくは後述)。
ナビゲーション(内部リンク)の最適化
ウェブサイトのナビゲーションを整えることで、訪問者が、読みたいコンテンツをすばやく見つけられるようになります。読者が訪問したページを起点に、関連するページに読者をどのように誘導するか検討しましょう。
ナビゲーションの例をご紹介しましょう。
- パンくずリスト:ページの上部か下部にある階層を表わすリンク
- リンクテキスト (アンカーテキスト):本文中のテキストから他のコンテンツに張るリンク
- サイトマップページ:Webサイト上にあるコンテンツを一覧表示したページ
ナビゲーションの構造は、ウェブサイトの所有者が重要と考えるコンテンツを検索エンジンに伝えるのに役立ちます。ですから、コンテンツ同士の関連性やつながりを考え、適切につなぐ必要があります。
コンテンツの最適化
コンテンツの最適化は、他のどの要因よりも検索順位に影響を与える可能性があります。読者にとって興味深く有益なコンテンツにしましょう。
コンテンツを作成するにあたり、読者が求めているものを把握することが大切です。把握した上で、以下のようなコンテンツを作成しましょう。
- 読みやすいように工夫して書かれたコンテンツ
- 記述内容が正確かつ明確なコンテンツ
- 必要な情報の網羅性が高いコンテンツ
- 独自性のあるコンテンツ
反対に、文法の間違いが多く記述がいい加減なコンテンツや、情報が不足しており読者の悩みや課題が解決されないコンテンツにならないようにしましょう。
既存のコンテンツの焼き直しで読者に付加価値をほとんどもたらさないコンテンツも、検索エンジンから低評価を受けます。
専門性や権威性を明確にして、信頼性を構築する
Webサイトやその管理者、コンテンツとその執筆者には「E-E-A-T」が求められます。「E-E-A-T」は、以下の頭文字です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
「E-E-A-T」のあるWebサイトやコンテンツは、読者に「信頼できる」と感じてもらえます。また、経験や実績にもとづく専門性と権威性が、Webサイトの質を向上させます。
Webサイトには、運営の目的やポリシー、運営者を明示するとよいでしょう。コンテンツは、テーマに関する専門知識や豊富な経験を持つ者が書き、執筆者名を明示するほうが望ましいです。
モバイルフレンドリー化
現在、ほとんどの読者がスマートフォン(以下、スマホ)を使ってGoogle で検索をおこない、ホームページを閲覧しています。
スマホは画面サイズが小さく、ほとんどの場合縦向きで閲覧されます。ですから、パソコン向けのサイトはスマートフォンでは見づらくて使いにくいでしょう。よって、Webサイトをスマホ対応にすることが不可欠です。
Webサイトをスマホ対応にする方法はいくつかありますが、レスポンシブデザインと呼ばれる手法が推奨されています。自社サイトのスマホ対応度は、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」で調べられます。
自社の強み・ターゲット顧客・競合他社の特長を明確にしよう
SEO対策を実施する際、ターゲット読者を明確にしておくことが重要です。ターゲット読者とは、見込顧客(将来、顧客になる可能性がある人)のこととお考えください。
顧客を決めるには、どうすればいいでしょうか――。自社の強みに共感して「欲しい!」と思ってくれる人しか顧客になってくれませんので、自社の強みを明確にしておく必要があります。
自社の強みとは、何でしょうか――。強みとは、競合他社が持っていない優位性のことです。優位性は競合他社との比較で決まりますので、競合他社の特長を把握しておく必要があります。
競合他社は、どんな工事を得意としているのか、どんなコンテンツを展開しているのか明確に把握しましょう。自社の強みを理解し、ターゲット読者が決まったら、その読者に向けてコンテンツを発信していきます。
競合が対策しきれていないところを狙おう
外壁塗装業界は、競争が激しい業界です。外壁塗装業者だけでなく、元請業者や一括見積もりサービスなどが検索上位を取ろうとしのぎを削っています。
ですから、インターネット上の情報が飽和しつつあり、似たような内容のコンテンツが増えています。これから参入する余地は、あるのでしょうか?
これから参入するなら、以下に注力しましょう。
- より読みやすく、理解しやすいコンテンツを提供する
- どこよりも専門性や権威性が高いと見なしてもらう
単純な情報は、すでに氾濫しています。今後は、読み物として耐えうる「うまい文章」が求められるでしょう。図解や写真、動画などを活用して理解しやすくすることも大切です。
また、特定のジャンルに絞って、コンテンツを集中投下することをおすすめします。例をあげてみましょう。
- 他社が「助成金」関連の記事を5記事書いているなら、自社は15記事書く
- 他社が「色」に関する記事を10記事書いているなら、自社は30記事書く
執筆ジャンルを絞ることで、少ない記事数でアクセス数を集められるようになります。検索エンジンから専門性や権威性を高評価され、そのジャンルのテーマで検索順位が上昇しやすくなるからです。
まずは、ニッチなひとつのジャンルで専門性や権威性のトップを目指しましょう。それを達成できたと感じたら、次のジャンルの執筆に移るといいでしょう。
ちなみに、Googleは「トピックオーソリティ (話題に関する権威性)」と呼ばれるランキングシステムの情報を発信しています。これは、まさに特定ジャンルの専門性や権威性を評価する仕組みです。
参考:Understanding news topic authority(英語)
上述のランキングシステムは、今のところニュース性のある検索ワードに対して適用されているようです。しかし、今後はそれ以外の検索ワードにも波及する可能性があります。備えましょう。
アクセスを分析してPDCAサイクルを回そう
自社サイトのSEO対策を効果的に進めるためには、アクセス解析が欠かせません。アクセス解析をおこなうことで、自社サイトの強みや改善点を見つけられます。
たとえば、もう少しのところで伸び悩んでいるコンテンツを見つけ、関連するテーマのコンテンツを増やしてみましょう。
読者が欲しがっている情報が、当初想定していたものと異なっているケースもあります。そのような食い違いに気づき、修正をおこないましょう。
Google等の検索エンジンは、ウェブサイトの所有者向けにアクセス解析ツールを提供しています。代表的な者をご紹介しましょう。
それぞれの詳しい説明は、以下のサイトに記載しています。あわせてご覧ください。
》外壁塗装屋の集客用ホームページ制作、デザインより大切なこととは?
競合他社よりも上位表示されるための具体的な手法
つづいて、SEOの具体的な手法をご紹介します。
キーワード(テーマ)選定のコツ
まずはキーワード(テーマ)選定のコツをご紹介します。キーワード選定の目的は、アクセス数の総量を増やし、集客につなげることです。
ご存じのとおり、直接的に集客につながるキーワード(たとえば「◯◯市 外壁塗装業者」など)は競合が多く、激戦状態です。簡単に上位を取れるものではありません。
ですから、まずアクセス数の総量を増やすことに注力します。アクセス数が増えれば、Webサイト自体の評価が上がり、さまざまなキーワードで検索上位を取りやすくなります。
月間の検索回数の目安は、無料ツールで調べられます。無料ツールの一例をご紹介しましょう。
- ruri-co
- jp
- Google キーワードプランナー(クレジットカードの登録が必要)
SEO対策を実施するキーワードは、ターゲット読者が検索する可能性が高いものにしましょう。検索回数が一定以上(理想は月間1000回以上、少なくとも300回以上)あるほうが望ましいです。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
》キーワードの検索数(Googleの検索ボリューム)を調べる方法
競合サイトを分析する方法
競合サイトの分析は、読者が知りたがっていることを把握するためにおこないます。
検索エンジンは、読者の課題や悩みを解決してくれるコンテンツを上位表示したいと考えています。つまり、上位に表示されているコンテンツは、読者の課題や悩みを解決できている可能性が高いと言えます。
ですから、検索結果の上位に表示されている競合サイトを観察すると、どういうトピックが求められているのか見えてきます。そういう目線で、競合するコンテンツを調査してみましょう。
競合するコンテンツを調べる際は「ラッコキーワード」という無料ツールの「見出し抽出」機能を使うとよいでしょう。検索結果の上位に表示されているサイトの「タイトル」や「見出し」が分かります。
読んでもらえる構成とは
キーワード(テーマ)が決まり、競合するコンテンツの調査が完了したら、読者にとって有益なトピックをリストアップします。次は、このトピックをどんな順序で見せるのか考え、構成を作成します。
まず、タイトルの結論となるトピックから書き始めましょう。たとえば、タイトルが「外壁がサイディングの家は見逃し厳禁!5つの劣化サインとは」なら、5つの劣化サインを紹介するトピックから書き始めます。
あとは、よどみなく流れるような順序でトピックを配置します。読者の感情の移り変わりを想像して設計すると、うまくいきやすいでしょう。一例をあげてみます。
- 「そんな問題点があるのか……」
- 「もっと詳しく知りたい」
- 「なるほど!そんな解決策があるのか」
- 「それなら、スグに手を打てそうだな」
- 「さっそく動いてみようか」
上述の感情の移り変わりを想定したのなら、それにのっとって、出す情報の順序を考えます。
外壁塗装業者がSEOとあわせて取り組みたい集客手法
最後に、SEOとあわせて取り組みたい集客手法をご紹介します。
SEO対策は、集客に絶大な力を発揮しますが、お客さまの選別は不得意です。せいぜい、選定するキーワードによって振るいをかけられるぐらいでしょう。
ですから、アクセスしてくれた読者の中から、契約につながりそうな方を選び出す必要があります。しかし、情報収集している段階の読者は、まだ資料請求や問い合わせをしてくれません。
この過程で活躍する手法のひとつが、メールマガジン(以下、メルマガ)です。メルマガの特長は、以下のとおりです。
- 情報収集段階の読者でも登録してもらいやすい
- あらかじめ準備しておいた情報を、定期的にメールで提供できる
- 比較的購買意欲の高い見込顧客のリストをつくれる
- ニーズが顕在化したときに、そのサインを拾いやすい
ホームページやブログから、契約に結びつく可能性が高そうな読者をメルマガ登録に誘導しましょう。そうすることで、お客さまリストを持てるだけでなく、お客さまをゆるく囲い込めます。
メルマガでは、自然な形で自社の名前を連呼して認知度を上げましょう。読者に有益な情報を多配信して接触頻度を増やし、自社の信頼度を上げましょう。
メルマガを発信する際は、相談したくなった人のための相談窓口を用意してください。たとえば「外壁塗装のご不安や不明点は、こちらからご相談ください」と以下へのリンクを張っておくとよいでしょう。
- お問い合わせフォーム
- 公式LINEの友だち登録
相談があったら、人間にバトンタッチします。ヒアリングしてお客さまの課題や悩みを聞き出し、解決方法を提示しましょう。自社のサービスをご提案して、見積もりが必要かどうかお尋ねしてみましょう。
【まとめ】SEO対策で外壁塗装の集客数アップを狙おう
SEO対策は、時間と労力をかければかけるほど効果が得られます。しかし、最初から大風呂敷を広げる必要はありません。まずは、ニッチなジャンルから攻略していきましょう。
SEO対策を成功させれば、自社のホームページに多くの人が訪れるようになり、集客力が向上します。アクセス状況を分析して、改善を続けていくことで、さらに集客効果を伸ばすことができます。
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