集客用にホームページのリニューアルをした結果、集客だけでなく求人にも成功した工務店の事例です。
この工務店は集客用にホームページをリニューアルして、日々作業記録をブログで更新していました。
ある日、お問い合わせから、1通のメールが届きます。
メールの内容は、お客様からではなく、同業の職人さんからでした。
勤めていた工務店をやめて、こちらで働きたいと言う内容だったそうです。
詳しく話を聞くと、今いる工務店が近いうちに廃業する事になり、新しい工務店を探していたとのことです。
応募の動機は、ブログを見て仕事の内容がよくわかったので、自分の技量が活かせると思ったそうです。
しかし、求人はしていないようだったので断られてもいいから、お問い合わせフォームから、求人の事を聞いてみたそうです。
ブログの更新は人を惹きつける力があります。
この話を聞いてから、社長さんは元々あった求人ページを復活させました。
このホームページはWordPress(ワードプレス)で制作しているのでページの復活(非公開ページを公開にするだけ)はボタン一つで出来るようになっています。
ホームページをリニューアルした当初は求人ページがあったのですが、全く応募が無かったので、しばらくしてページを非公開としていたそうです。
求人ページを公開すると、月に1・2件の応募があります。
応募してくる人は、先どの様な経験者から未経験者までさまざま。
その人たちの殆どが、ブログを見て応募してみた、と話しているそうです。
ブログの内容が自分がしている仕事と同じであったり、この仕事をやってみたいと思うような事に繋がって、ここで働いてみたい。と思った人が出てきたという事です。
元々ブログは集客用にしているモノですので、特定の検索キーワードである程度上位表示はされています。その内容は自分達が施工している物件の、日々の記録です。
基本的には潜在顧客を集める為と、SEO対策として始めたブログが思わぬところからの反応があったと言う事になります。
実は工務店は慢性的に人手不足に悩んでいます。
若い人が少なく、就業年齢は年々上がっています。
この工務店、ホームページからのお問い合わせが増えて、結果として仕事も増えました。しかし人員が増えていないので、現場が上手く廻らない状態だったそうで、社長も今では安心しているそうです。
検索結果が上がれば、閲覧も増えます。
SEOでの検索順位がある程度上がる事で、ホームページの閲覧数は上がります。閲覧する人は必ずしも想定していた人ばかりでは無いと言う事です。もしかすると、同業他社かもしれませんし、今回のように就職希望者かもしれません。
今回の事例は集客とは違いますが、ある意味においては、工務店が望んでいた事でもあります。
このように、集客と求人の両方からの問い合わせがあるパターンは珍しいのですが、ホームページの閲覧数が上がれば、こう言った事も可能だと言う一例として、今回お話ししました。
もし、求人でお悩みの工務店さんがおられれば、参考になればと思っています。