サイト導線と動線の違いと使い分け!
サイト設計や運営を行うにあたり、導線設計や動線分析は非常に重要です。
サイトの「導線」と「動線」という言葉はwebマーケティングではよく使われます。読みは「どうせん」で同じですが、どのような違いがあるのかをこの記事では解説します。
サイト導線と動線は一見して似ている印象ですが、実は違いがあってしっかり使い分ける必要があります。
導線は文字通り、導く先のことで、つまりはサイトに当てはめるとユーザーを誘導する道筋ということになります。
サイトの設計や運営を行う側がユーザーの視点に立ち、どのように誘導されると情報を得やすく理解しやすいかを考えて盛り込むものです。
この導線がしっかり設計されていないとお問合せや資料請求等ゴールに到達する前に離脱してしまいます。
一方、動線はユーザーが実際にどのように動いたかを意味する、足跡のようなものだと考えると分かりやすいです。
導線が予測によって成り立つのに対し、動線は結果そのものということになります。
サイト設計では予測と結果がどう違うかを検証したり、ユーザーの行動を分析して改善に活かすことが必要です。
このように、サイト導線と動線の違いは明白ですし、違いが分かれば使い分けるのも難しくないはずです。
まずは導線を検討してサイト設計に盛り込み、実際のユーザーの動線と比較して導線に修正を加えます。
動線が改善されてもされなくても、この2つのサイクルを繰り返すことが重要となります。
いわゆるPDCAサイクルの1つといえますが、最初は完成度が低い不完全なものとして、改善を重ねて完成度を高めることが重要なのは確かです。
導線の設計は、ユーザー目線だけでなく、設定したゴールからスタートラインまで繋ぐ方法もあります。
動線の分析からは、ユーザーが感じているサイトの印象と設計者が抱いているギャップが見えてきます。
そのギャップを埋めてユーザーとの距離を縮めることも、導線の設計と動線の分析による改善における大切なポイントとなります。
この記事では、導線と動線の違いについてご紹介しました。大切なことは、「ユーザー目線に立って考える」ということです。ユーザー目線のサイト設計ができれば、コンバージョンもアップしていくはずです。