直帰率と離脱率の違いを理解しよう! リフォームマーケティング基礎講座㉒
直帰率と離脱率という言葉は同じ意味として使ってしまいそうな言葉ですが、実際にこれらの言葉というのはそれぞれ言葉の意味が違います。
まず直帰率とはどういう言葉かと言えばこれはサイト内のページに初めて訪問した際、サイト内で他のページに行く事なく1ページを見ただけでそのまま離脱したセッションの割合という事になります。
ですのでこの言葉が表わしている事というのは全体のセッションのうちどのぐらいの割合の訪問者が1ページしか見なかったかという事を表すものになるという訳です。
ここからわかる事というのは何らかの形でそのサイトにアクセスをしたが、求めていた情報が期待出来そうになかった場合に起きる現象で、この確率が高いという事はサイトに魅力がなかったり、あるいはSEO対策のキーワードが間違っているといった事などが考えられます。
この場合には直帰率が高いページを一度見直してみるか、あるいはSEO対策のキーワードと実際に求められているページの内容が合っているかという事を検証する必要があります。
一方で離脱率というのは単純にサイトを開いたユーザーが色々なページを見てから離脱した行動の事を指すもので、サイトから別のサイトに移動したりブラウザを閉じた場合に起こる事となります。
具体的に言えば離脱率というのは色々なページを見て最後に見たページの後に離脱したセッションの事を表すもので、この離脱率を調べる事でどのページを最後に見てから離脱したのかという事がわかります。
離脱率が高いからといってもどんなユーザーであっても必要な情報さえ得る事が出来れば最後はサイトから離脱する事にはなりますので、離脱率が高い事自体に関して深刻に悩む必要はありません。
ただしサイトを作った側から考えてそのページを最後に離脱して欲しくないページ、例えばコンバージョン率を上げたいページで離脱率が高い場合というのは様々な機会損失に繋がっているという事になりますので、その場合には対策を練っていく必要があります。
このように直帰率が何らかの形でサイトにアクセスし、1ページだけ見てそのまま離れて行ったセッションの割合の事で、離脱率というのはサイト内のページにおける全てのページビューの中でユーザーが最後に見たページの割合の事となります。
直帰率がセッションに関係するもの、離脱率がページビューに関係するものといった感じで覚えておけば自然とこれらの言葉の違いの意味というのも理解出来るようになります。